稽留流産 子宮内容除去術 ~妊娠発覚から手術~

子育て関連

みなさん、お疲れ様です!みにゃまま@mamaikuji124)です。

今回は妊娠発覚~稽留流産(けいりゅうりゅうざん)と診断され、手術に至るまでの経過を書いていきます。

※掻把手術ではなく、吸引手術を行いました。

はじめに

二人目の妊娠で、稽留流産と診断を受けました。

望んだ妊娠だったこともあり、流産を受け入れたくない気持ちが強く、同時に手術への不安に押しつぶされそうでした。

情報収集をしたくても、なかなか経験談などが無く、人に相談もできないまま、不安な気持ちをたくさん抱えて手術当日を迎えました。

私の経験を通して不安な誰かの役に立つことを願い、今回の記事を書くことを決めました。

しっかりと伝えたいので一部、生々しい表現もありますが、ご了承ください。

たった数週間でしたが、私を選んできてくれたこと、命の儚さや大切さ等たくさんのことを教えてくれた愛おしい我が子へ感謝を込めて綴ります。

妊娠検査薬 陽性反応~

妊娠検査薬で陽性反応が出た1週間後に1度目の受診をしました。

経腟検査で子宮内に胎嚢を確認し、正常妊娠で5週頃だと診断されました。

性交渉の日付から計算すると排卵が遅れていたのか少し小さめだと言われました。

2度目の受診は9週頃。心拍確認のための受診でした。

ところが、心拍は確認できず大きさも前回の検診時から変わっていないことから「だめかもしれないね」と一言。

この間、兆候は特になかったように記憶しています。

「1週間後に最終検査をし心拍の確認が取れなければ排出をしましょう。方法はその時に相談しましょう。」と言われ、不安と混乱、悲しみから涙を流しながら家路に着きました。

茶おりと出血

2度目の検診を終えた2日後の朝、少量の茶おり(茶色のおりもので、私の場合は普段のおりものより粘り気が強いように感じました)と少しの下腹部痛(軽ーい生理痛のような痛み)がありました。

それ以外には体調も変わらず、下腹部痛も次第に落ち着いたので普段通り仕事へ。

その翌日の朝、トイレに行くと茶おりに混ざって少量の出血がありました。

この時の出血は、まだ拭いたら付く程度だったので、私は身体からのサインを無視してしまいました。

この日、お昼ごろから生理2日目とまではいかない程の量の出血がありました。

仕事を終えた夕方に病院へ電話をすると、出血があるならすぐにでも来てほしいと言われましたが、息子を預けることが出来なかったため、翌日の朝一番に診てもらうことにしました。

そうして迎えた3度目の受診。。。

経腟検査を受け、稽留流産(けいりゅうりゅうざん)と確定診断を下されました。

覚悟はできていた筈なのに涙が止まらず、待合では他の妊婦さん達に勝手に気まずさを感じていました。

詳しい検査の結果としては、「成長が6週頃の大きさで止まっており、自然排出が始まっています。」とのことでした。

1人目の出産が帝王切開だったこともあり、子宮口が開きにくいかもしれないという可能性や手術での摘出の方が確実であることから手術を行うことになりました。

私の場合は、自然排出が始まってしまっているため手術の日程を急ぐ必要がありました。

そのため、翌日に手術を受けることとなり、そのまま手術当日の流れやリスクなどの説明を受けたうえで同意書に記入をしたり採血(感染症:エイズや梅毒などの検査目的)をして3度目の受診を終えました。

「もしかしたら強い腹痛や大量の出血があるかもしれません」と言われましたが、夜に軽い下腹部痛があっただけでした。

手術前は断飲食、術後はシャワーも浴びれないとの事だったので、朝からシャワーを浴びようと下着を脱ぐと股に違和感(生理中に血塊が出るような、、、何とも言えない感覚)を感じました。

そのままシャワーで流していると少量の出血とともに塊が床に落ちました。

事前に「もし塊が出たら捨てずに持ってきてください」と言われており、正直、自分は塊に気付くことが出来るのか?と不安に思っていましたが、すぐに分かりました。

大きさは人差し指程の細長い塊で、薄皮に包まれた血塊って感じでした。

すぐに夫にジップロックを持ってきてもらい、そこに入れタオルに包んで冷蔵庫に入れて保管しました。(タオルで包んだのには、あまり意味はありませんが目隠しの為です。)

病院に確認したところ、冬の間は常温でもいいそうですが、暖かい時期には今回のように冷蔵庫に入れるのが良いそうです。

手術

いよいよ手術。。。

8:30 病院の開院前の時間に受付を済まし、血塊もこの時にお渡ししました。

9:00 血圧、体重測定、検診。

     血塊がでた為、経腟検査を行い、全て排出されていれば手術の必要はないとの事でしたが、一部しか排出されていなかったようです。ただ子宮口は広げなくてよくなりました。(本来ならこのタイミングで子宮口を広げる予定だったそうです)

      その後個室へ移動し入院着へ着替え、点滴開始。

11:00 点滴をつないだまま手術室へ歩いて移動。麻酔を投与され酸素マスク装着。

11:30 手術が終了し、個室へ担架で移動。(手術が終わった時点で麻酔は切れていて、ほぼ自力で担架へ移るような形でした。)

2時間経過して問題がなく、排尿が出来れば帰宅OKと言われました。

その2時間の間は点滴につながれ、数十分おきに検温と血圧検査を受けていました。

2時間が経過し、状態を起こすと激しい吐き気に襲われました。

ベッド横のゴミ箱へ嘔吐。。。

その後も身体を動かす度に、激しい吐き気に襲われ、何度も嘔吐を繰り返しながら排尿を済ませ、なんとか着替えて帰宅許可がでました。

ビニール袋を大量に貰い、夫の車で自宅へ、、

少しの揺れがきつく、数分の距離がものすごく長く感じていました。

14:30頃に家に着きました。

帰宅してからも上半身を起こすと嘔吐がありました。

手術前は断飲食だったので嘔吐と言っても胃液と薬が出てくる感じです。

21:00頃、やっと吐き気も落ち着き、身体を起こせるようになりましたが、食欲は全くありませんでした。

手術翌日

吐き気はなく、食欲も少しずつ出てきましたが、先日の嘔吐の不安から躊躇してしまい、なかなか思うようには食べられませんでした。

日常生活に支障はほとんどありませんでしたが、歩いていると頭がぼーっとしたりすることもありました。

最後の検診

手術の際に摘出した胎嚢を専門機関で調べてもらい、その結果を聞きに行き、異常がなければ簡単な検査をうけて終了です。

手術後1~2週間後に結果が分かります。と言われました。

私は異常なく、そのまま通院は終了でした。

もう、赤ちゃんがお腹の中にいないんだ、、と現実を突きつけられているようで苦しかったことを覚えています。

お金について

少し現実的なお話になります、、

病院によっても異なるかと思いますが、2度目の検診から保険対象になったため、検診自体は数百円で済みました。

手術の費用は2万円ほどでした。

費用についても気になるけど、なかなか聞けないことだと思うので参考までに書かせていただきました。

最後に

正直、なんの疑いもなく今回も出産できると思っていました。

まさか私が、、、と受け入れられない気持ちでいっぱいでしたが、

改めて命の尊さや、命の誕生の奇跡に気付かせてくれた今回の妊娠。

私や夫の中では大切なことに気付かせるために、私たちのもとへ来てくれたんだ。と前向きに捉えられるようになりました。

今でも、この子には感謝の気持ちでいっぱいです。

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